音の良い送信機とは!(その1、猫にもわかる音が悪い理由/低周波編)
ミニFMをやって居る人たちによく質問される事で、一番多いのが、
電波を強くしたいので増幅器の作り方を教えてください。?....と、
ミニFM用の送信機で、どれが一番良い音がしますか、?
人によって感じる音の基準にもよると思うが、
私や、その仲間達も、この質問には本当に困ってしまう。!
ミニFM用の「おもちゃ」の送信機からは良い音は出ないので有る。
なぜなら音を伝送する信号が極めて悪く崩れているので良い音の再現などは基本的に無理なのです。
FM電波に関して多少知識のある人にも、それを理解してもらうには説明に苦労する。
ミニFM用の送信機は、価格的にも「おもちゃ」でしかない。
技術が進歩したからと言っても「おもちゃが」本物に近づいたり変身する事は無い。
また、本物が「おもちゃ」価格で世に出る事も、考えられない。
FMステレオに付いての基礎的な学習をしていない人に、なぜ良い音が出ないのかを説明するには、
難しいのですが、音を伝送する信号が崩れていては正しい音の再現が出来ない事を理解して下さい。
今回、スタッフの意見を参考に、波形を比較して見やすい様にしました。
雰囲気で感じとって下さい。
いづれの画像も送信波を直線検波器で受けオシロスコープで観測した画像です。
さて、下のオシロスコープの画像は、FMステレオで、もっとも重要なパイロット信号です。
この信号が崩れているとFMチューナーが正しくステレオ信号を識別できないので、
音声信号が重なるとFMチューナーが信号を正しく識別できなくなりステレオインジケーターが明滅する。
オシロスコープの画面は、時間軸を統一し電圧レベルを見やすい様に合わせ調整してあります。